Wednesday, October 13, 2010

陸上幕僚長 ヘリ事故で謝罪

今月3日、大阪・八尾市の陸上自衛隊の駐屯地で起きたヘリコプターの墜落事故について、陸上自衛隊トップの陸上幕僚長は、7日の記者会見で「周辺住民の皆様に不安を与え、おわびを申し上げたい」と謝罪しました。

この事故は、今月3日、陸上自衛隊八尾駐屯地でヘリコプターが墜落して操縦士など4人がけがをしたほか、回転翼の部品などが近くの公園や工場などに飛散したものです。この事故について、陸上自衛隊トップの火箱芳文陸上幕僚長は、7日の定例記者会見で、「事故が起きたことはたいへん遺憾で、特に周辺住民の皆様に不安を与えたことについて、おわびを申し上げたい」と謝罪しました。そのうえで、部品が駐屯地の外にも飛散していた事実を地元の八尾市に報告していなかったことについて、「担当者が市に通報したものと誤解していたのが原因で申し訳ない」と述べました。一方で、事故原因については「機材の問題と、パイロットの操作の問題と2つの観点から調査を進めているが、入院中の隊員からは話を聞けず、まだ結果は出ていない。今の段階で予断を与えるようなことは差し控えたい」と述べるにとどまりました。

マートン選手 最多安打新記録

プロ野球、阪神のマット・マートン選手が5日のヤクルト戦でシーズン211本目のヒットを打って、当時オリックスのイチロー選手が作ったシーズン最多安打のプロ野球記録を16年ぶりに塗り替えました。

マートン選手は、神宮球場で行われたヤクルトとの試合で2回の第2打席、センター前に今シーズン211本目のヒットを打ちました。その結果、当時オリックスのイチロー選手が作ったシーズン安打記録を16年ぶりに塗り替え、プロ野球の新記録を達成しました。イチロー選手が記録を作った当時は130試合制でしたが、マートン選手は142試合目で、イチロー選手の210本を追い抜きました。この試合で、マートン選手は5回と9回にもヒットを打ち、シーズン安打を213本にまで伸ばし、あと残り2試合でどこまで記録を伸ばすことができるのか注目されます。マートン選手は試合後、「記録を達成できてほんとうに最高の気持ちだ。レベルの高い日本のプロ野球で達成できたことを光栄に思う。偉大なイチロー選手の記録を超えることができてうれしい」と話していました。来日1年目のマートン選手は29歳。左右に打ち分けるバッティングで、コンスタントにヒットを重ねました。

薬剤師が常時対応のコンビニ

売り上げの減少が続くコンビニエンスストア業界では、医薬品を販売する動きが広がっており、2日、テレビ電話を使うなどして24時間、薬剤師が中高年層などからの薬の相談に応じる店が東京都内にオープンしました。

コンビニエンスストア大手の「ローソン」は、調剤薬局大手と提携して、コンビニに調剤薬局を併設した店舗を、2日、東京都内にオープンしました。この店舗では、午前8時半から午後7時まで薬剤師が常駐し、処方せんに応じた薬の販売まで行います。またそれ以外の時間帯でも、店に備えられたテレビ電話で、24時間、薬剤師が薬の飲み合わせなどを含めた相談に応じることにしており、コンビニ業界としては初めての取り組みだということです。この会社では、こうした店舗を今後3年間で30店以上出店する方針で、「高齢化が進むなか、コンビニが健康についての相談もできる新たな業態に変化することで、中高年層などの需要を取り込みたい」としています。コンビニ各社では、ほかにもドラッグストアと提携して医薬品を扱う店舗を出店する動きが広がっているほか、やはり中高年層を主な対象として、これまで扱っていなかった刺身などを品ぞろえに加える会社もあり、売り上げを確保するため、商品やサービスの充実を図る動きは今後も強まりそうです。

根岸さん 菅首相が祝福の電話

ノーベル化学賞を受賞したアメリカのパデュー大学の特別教授の根岸英一さんに菅総理大臣から受賞を祝福する電話が入りました。根岸さんは「ありがとうございます。世界を歩いていると、自分の研究成果が使われているとわかるのはある意味、愉快なことです」と答えました。

有機物を結合させる新たな化学反応の手法を発見し、医薬品など幅広い分野に貢献したとしてノーベル化学賞を受賞した根岸さんの自宅に、菅総理大臣から受賞を祝福する電話が入りました。この中で、菅総理大臣が「おめでとうございます。国民の生活に近いところでたいへんな成果を収めましたね」と述べると、根岸さんは「ありがとうございます。世界を歩いていると自分の研究成果が使われているとわかるのはある意味、愉快なことです」と答えました。また、菅総理大臣が根岸さんの受賞を機に若者が科学技術に興味を持ってほしいと話すと「理科系は非常に楽しい分野で、実益と趣味を兼ねることができますので若い人に薦めたい」と述べました。菅総理大臣とおよそ10分、電話で話した根岸さんは「すばらしい機会でした。若者の理科離れで日本の屋台骨が失われるという危機感があります。若い人が理科系を好きになって、日本を支えてくれる人がどんどん出てくるように私も努力したい」と話していました。

羽田 新国際線ターミナル公開

今月21日にオープンする羽田空港の新しい国際線ターミナルビルで、江戸の町並みを再現したショッピングゾーンなどの準備が整い、報道関係者に公開されました。

羽田空港の新しい国際線のターミナルビルは、5階建てで、2階が到着フロア、3階が出発フロアで、ガラスを多く使ってビル全体が明るい雰囲気になっています。7日は、オープンを前にビルの中のおよそ100の店を仮オープンさせて、その様子が報道関係者に公開されました。ビルの4階は、「江戸小路」と名付けられたショッピングゾーンで、江戸の町並みが本格的に再現されています。和食の店や、てぬぐいの専門店などが軒を連ねています。5階は「TOKYO POP TOWN」と名付けられ、日本が世界に誇るアニメのキャラクターグッズの店などが入っています。また、待ち時間が長い国際線の乗客のため、プラネタリウムを併設したカフェも作られています。東京国際空港ターミナルの平井洋一企画部長は「テナントの入居も終わり、『いよいよ』という感じで、従業員一同、気持ちが高まっていますが、初心に返って安全を第一にしたうえで、『楽しさ』を提供していきたい」と話しています。羽田空港の新しい国際線ターミナルビルは、今月21日にオープンし、その10日後の31日から32年ぶりに本格的に国際線の定期便が就航します。羽田空港からの国際線は、現在の北京、上海、香港、ソウルを結ぶ定期チャーター便の4路線から大幅に増えて、来年初めまでにニューヨークやパリなど世界の17の都市と結ぶ便が就航する予定です。このうちアジアは、北京、上海、香港、台北、ソウル、バンコク、シンガポール、マレーシアのクアラルンプールとコタキナバルの9都市。アメリカとカナダは、ホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、デトロイト、それにバンク-バーの6都市。そしてヨーロッパは、パリとロンドンの2都市となっています。

小沢氏の弁護士 法的措置検討

民主党の小沢元代表が強制的に起訴されることになった検察審査会の議決をめぐって、小沢元代表の弁護士は「告発されていない内容が議決に盛り込まれているのは違法だ」と主張して、今後何らかの法的な措置を取る考えを明らかにしました。

民主党の小沢元代表の政治資金をめぐる事件で、検察審査会が「起訴すべきだ」と2回目の議決をしたのを受けて、小沢氏は、政治資金規正法違反の罪で強制的に起訴されることになりました。2回目の議決で検察審査会は、土地の購入資金を平成16年分の収支報告書に記載しなかったなどの告発内容だけでなく、小沢氏から借りて土地の購入資金に充てた4億円についても、うその記載をしたと認定しました。これについて小沢氏の弁護士は、7日、「告発されていない内容が議決に盛り込まれているのは違法だ」と主張し、何らかの法的な措置を取る考えを明らかにしました。これに関連して、小沢氏は7日朝、弁護士に電話で「法律的なことなので弁護士が最善だと考える対応をしてほしい」と話したということです。検察審査会法では、議決について不服を申し立てる手続きはありませんが、弁護士は、どのような対抗策を取るか来週にも決めたいとしています。

ヌカビラ岳 8人救助4人下山

北海道の日高山脈のヌカビラ岳で、登山ツアーに参加していた中高年のグループの12人が動けなくなり、参加者の男女8人が警察などのヘリコプターで救助され、ガイドとスタッフの4人は自力で下山しました。

2日午前8時40分すぎ、北海道の日高山脈にあるヌカビラ岳で、登山ツアーのグループから「川の増水と疲労などのため身動きできなくなった」と携帯電話を通じて警察に救助の要請がありました。このグループは、札幌市の登山ツアー会社「ムーンフラワー」のツアーに参加した北海道と東京の50代と60代の男女8人と、ガイドやスタッフのあわせて12人で、尾根から少し下がった沢沿いで救助を待ちました。警察と北海道が、ヘリコプターを出して救助を進めた結果、ツアーの参加者8人が救助され、ふもとにある平取町の小学校に運ばれました。警察によりますと、8人は医師の診察を受け、疲れが見られるものの、いずれも大きなけがはないということです。またガイドとスタッフの4人は、自力で下山しました。登山ツアーを企画した会社によりますと、このツアーは、先月30日から2泊3日の予定で日高山脈を縦走するもので、沢が増水するなどしたため、ガイドが危険だと判断し、1日からヌカビラ岳周辺でテントを張って過ごしていたということです。警察は、ガイドやツアーの参加者から事情を聴くなどして当時の状況を調べています。登山ツアーに参加して救助された北海道斜里町の山田雄一さん(63)は「とにかく雨と風が強かった。降りる途中で右足を痛めてしまい、それ以上は降りられなかったので、ガイドと話をして救助を呼ぶことになった」と話しました。また、北海道苫小牧市の宮脇貞雄さん(68)は「きのうは風が強くて、20メートルくらい飛ばされて転倒した。最終的に遭難した場所で、参加者の1人の足が痛くなって歩けない状態になり、沢の水も増水していたのでビバークした」と話していました。札幌市の伏屋雅子さん(50)は「きのう、山を降りる途中の沢が濁流になっていた。渡れないほどではなかったが、疲れていて渡れない人もいた。最近、山の事故が増えていることもあって、みんなで話し合って、無理をせず、昨夜はテントを張ってビバークした。カイロはいらないかと思っていたが、寒さが厳しく、持っていてよかった」と話しました。伏屋さんの夫の典雄さん(52)は「ビバークして、ぬれたテントにみんなで入ったので、なかなか寝られなかった。何時間もテントの中にいると予想外に足腰が疲れ、このまま降りるのは危険だと思った。救助を呼んだガイドの判断は適切だったと思う」と話していました。気象台によりますと、1日は北海道を前線が通過したため、大気の状態が不安定で、ヌカビラ岳周辺も荒れもようの天気になったとみられるということです。札幌管区気象台によりますと、1日の未明から夜にかけて、ヌカビラ岳がある北海道日高地方を前線が通過し、大気の状態が不安定になったということです。このため気象台は、大雨に注意を呼びかけるとともに、1日午後3時半すぎから午後8時前にかけて、ヌカビラ岳に近い平取町と日高町に大雨警報を出して警戒を呼びかけていました。